PayPal決済がパワーアップしました

Zen Cartでは、多数ある決済方法のひとつとして、早くから「PayPal決済」を搭載していましたが、zen-cart-1.3.0.2-l10n-jp-7から、さらに機能がパワーアップしました。

あらためて、PayPal決済とは?

PayPal決済は、Zen Cartで利用できる決済サービスの一つです。英語圏を中心に多数の国々で普及しており、利用登録者が多いため、それらの国々の利用者をターゲットとするECサイトを運営する場合は、注目すべき決済方法のひとつです。

ECサイトでの購入者のPayPal決済の利用の流れは、以下のようなものです。

  • Zen Cartの支払い方法選択画面で PayPal を選択
  • 最終確認画面で確定ボタンを押すと、PayPalサイトに遷移
  • PayPalサイト上で
    • PayPalアカウントを持っていなければ、新規にユーザー登録する(この時クレジットカード番号を入力)
    • PayPalアカウントを持っていればログインする
  • PayPalサイト上で注文内容を確認し、確定ボタンを押す
  • Zen Cartの画面に戻り、注文が完了する

PayPal 決済の特徴

PayPal 決済の特徴は次のとおりです。

  • 190の国と地域、25通貨で利用可能。多言語・多通貨対応のZen Cartと非常に相性がよく、ECサイトでの利用実績も多数ある
  • PayPalのアクティブユーザーは約9800万人。Facebook上のソーシャルコマースでもPayPal決済が採用されるなど、ますます利用シーンは広がっている。
  • 日本でも積極的なマーケティングを展開しており、ユーザー数が急増中。
  • ユーザーの購入完了後、すぐに販売者のPayPalビジネスアカウントに即時入金され、最短3日で指定の銀行口座に引き出し可能です。
  • クレジットカード番号はPayPalが預かるので、安心して取引が出来ます。

zen-cart-1.3.0.2-l10n-jp-7でのパワーアップの詳細は?

  • ユーザーはPayPal決済とクレジットカード決済の選択ができるため、購入者の決済手段が広がります(PayPal「ウェブ ペイメント プラス」方式の場合)
  • 二回目以降の決済では、PayPalに遷移しなくても決済できるようになりました (PayPal「エクスプレス チェックアウト」方式でリファレンストランザクションのオプションを利用時)
  • より多くのモジュールと連携できるようになりました

ウェブ ペイメント プラス:PayPalアカウントなしでもクレジットカードで決済OK

jp-6以前は「ウェブ ペイメント スタンダード(Web Payment Standard)」という方式のみでしたが、jp-7以降は

  • ウェブ ペイメント プラス(Web Payments Plus)
  • エクスプレス チェックアウト(Express Checout)

が選択できるようになりました。

ウェブ ペイメント プラス方式の特徴は次のとおりです。

  • 別途クレジットカード決済代行会社と契約することなく、PayPalとの契約だけで「PayPal決済」「クレジットカード決済」の両方に対応できる

ウェブ ペイメント プラス方式では、jp-6以前と異なり、次のような利用イメージになります。

  • Zen Cartの支払い方法選択画面でPayPalを選択
  • 最終確認画面で確定ボタンを押すとPayPalサイトに遷移
  • ユーザーは、
    • クレジットカードで支払う場合、その場でカード番号を入れて確定する
    • PayPalで支払う場合、
      • PayPalに未登録であれば、新規ユーザー登録(この時クレジットカード番号を入力)したうえで注文確定
      • すでにPayPalアカウントを持っていればログインして注文確定
  • Zen Cartに戻り、注文確定画面が表示される

なお、ウェブ ペイメント プラス方式を利用するためには、事前にPayPalのWeb Payments Plusのサイトでの申し込み、審査が必要です。

エクスプレス チェックアウト:二回め以降の利用で、PayPalに遷移せず決済OK (リファレンストランザクション使用時)

jp-7では、ウェブ ペイメント プラス方式とは別に、エクスプレス チェックアウト方式も選択できます。 エクスプレス チェックアウトは、PayPalアカウントにログインし、シンプルな確認および承認作業を行うだけで、決済を完了できます。 

また、エクスプレス チェックアウト方式では別途「Reference Transaction」というオプション契約を利用すると以下のような機能が実現可能です。

  • 一度PayPal決済をしたユーザーは、二回め以降の決済では、PayPalに遷移・ログインをすることなく決済を終えることができる

Reference Transaction を利用するためには、事前にPayPalのお問い合わせページでの申し込み、審査が必要です。

Zen Cartの多くのモジュールと連携できるように

jp-6以前のモジュールは、Zen Cart 1.3の Init SysmsteObserver Classに対応していないため、これらの仕組みで開発されたモジュールが動かない、という問題がありました。 (このため、たとえばオプション属性毎の在庫管理モジュールを入れていても、PayPal使用時は在庫が減らない、といった問題がありました) jp-7以降ではInit SystemsやObserver Classをつかかったモジュールとも連携することができます。

設定方法

jp-7の新PayPalモジュールの設定方法は paypal_setup_manual.ppt をご参照してください。